TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


「シガレット&チェリー」を読み終えた

感想の備忘録。

なんかのアプリを使ってる中で「マンガbang!」の広告で流れてきてそのままハマってしまって読み切ってしまった。課金せずとも1日12話程度は読めるので完結モノを読むにはおすすめのアプリである。ネタバレを含みます。

「シガレット&チェリー」とは

男子校卒で大学デビューを決めたい主人公と、喫煙所で出会った大学院生の「良い女」2人を中心とした恋愛コメディーマンガ、という認識でいいと思う。この漫画のWikipediaはない。作者のページはあった。

感想とか

本編はコメディー要素があったりなかったりだけど、各話の最後におまけマンガがあって、そこはコメディー要素ほぼ100%(シリアス回はなかったり、少しシリアスだったりするけど)で、各話のページ数もそんなに多くないのでテンポ良く読むことができる。連載時の媒体はなんだったんだろう?ネットっぽいけど。

この漫画の特徴として、登場人物の名前が全く出てこないことが挙げられる。主人公は「君」「新人君」だったり、ヒロインの大学院生は「先輩」「タバコちゃん」としか呼ばれない。それにともなってか登場人物も少なく、たまに噛ませ犬のモブが出てくるくらいで読んでて全然難しくないのでストーリーが頭に入ってきやすい。先述のおまけが良いアクセントにもなっている。歳なので関係図の把握に力を取られたら途中で挫折してしまう。

そして「先輩(タバコちゃん)」が美しすぎる、というか、いい女過ぎる。「いい女」ってなんなのか俺はいまだによくわかってないんだけどね。

blogに綴ってて自分に置き換えたりして冷静になってしまうと俺が大学1年生の時に院生と気軽に話ができたかというとできなかったような気がするので「よく考えたら19歳の男子大学生と24歳の女子大学院生がこんな感じになるわけないだろ」と思ってしまったのだけど、読んでいる時は全くそんなことを思わなかった。

ストーリーとしては、付き合うまでの前編と付き合ってから童貞を卒業するまでの後編に分かれると思う。大学生にもなって一人暮らししてて付き合ってすぐに童貞捨てないのってなんかいいよね。俺はもう発想がダメだ。

そして後日談がとても良すぎて込み上げてくるものがあった。現実世界でも不器用な人間でも素直に生きていけば救われたりするんだろうか。

登場人物の感情に関する描写がとても心に沁みてしまって、とっくのとうに忘れていた甘酸っぱい気持ちを少し思い出してしまったのだ。最早この文章すらかなり気持ち悪いんだけど、俺も歳を取ったということだろう。

そしてバイト先の「店長」が最重要人物で、酸いも甘いも青春を謳歌している登場人物にお節介を焼いて、みんなが素直になれるように誘導してくれているように感じた。

つまり、お節介も大事だし素直になって気持ちを伝えることも大事、なんだろうな、と思えたのだ。

今のこの時代はなんちゃらハラスメントになっちゃうからやらない方が無難なんだろうけどねぇ。

まとまらない

「ハコヅメ」以来漫画にハマることはなくて、アプリを色々駆使して古いものを読むことのほうが多かったのだけど、久々にどハマりした。

公開期限が2月末までなので、なんとかもう一周読みたい。どうしても読みたけりゃコミックスを買っても良いとさえ思っている。場所を取るのが嫌なんだけどなぁ。

30代中盤で結婚もしててもう新たに恋愛をすることはないのだけど、それでもこういう漫画を読むのも悪くないなぁと思ったのだった。結婚してからドラマ自体をあまり見なくなったんだけど、恋愛ドラマも観たら面白かったりするんだろうか。キムタクが好きで観てたんだけどそれはそもそも目的が違うのか。

まとまりませんが、それでは今夜もこの辺で。