TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


「マンガでやさしくわかる傾聴」を読んだ

感想の備忘録。

読もうと思った経緯

人間誰しもなのか、あるいは俺だけなのかよくわからないんだけど、俺は喋り続ける傾向にある。話し相手の反応を拾っては新しい話題を振ったりしてしまう。

「してしまう」という言葉の時点でネガティブになっているんだけど、どうもこういうのってよくないらしい、ということがわかって、「じゃあそんな行動の逆ってなんなん?」となって調べたら相手の言葉をきちんと聴くことは「傾聴」というらしいことがわかった。

俺は勉強はそこまで嫌いじゃなかったけど(このブログの文章から滲み出る通り)頭はとても悪いので、まずは漫画から読んでみることにしたのだ。

お金がないので図書館で借りて読んだ。本当は買って読んだ方が頭には入るんだろうけど、背に腹はかえられぬ。ネタバレを含むかもしれません。

あらすじ

京長市に就任した新しい市長が、「耳かたむけ課」を新設して、そこで働く一児の母が、仕事を通じて傾聴を学んでいくストーリーとなっている。

ひたすら漫画で学べるのかと思っていたんだけど、文章で説明する部分も多く思っていたよりも読むのに時間がかかってしまった。

感想

まず、「傾聴」とかどうこういう前に「人間は話したがる生き物」「話すことが快感」ということがあるようだ。だからキャバクラとかホストクラブとかにハマっちゃう人がいるんだろうな。イケメン美女で聞き上手とお酒が飲めるっていう最高のシチュエーション。

つまり、俺は30代半ばにして「ひたすら話し続けて脳内麻薬ドバドバ野郎」としてこれまで生きてきたことがわかった。

あとまぁ、親に愛されてなかったら「聴いて欲しい人」になりやすいように読めたんだけど、これに関してはよくわからない。心理カウンセラーにかかれば解決に向かえるように書かれていたけど、片田舎にはそんな優秀な先生はいないような気がする。

「話したがらない人」が会社の飲み会(今は殆どない)にいたときなんかは、ひたすら話し続けて話の糸口を探し続けていたんだけど、そんなことはせずに「自然と話したくなるように言葉を選ぶ必要がある」らしい。

全てなかなか難しそうではあるけど、話したい人が多いから聞き上手にこそ価値があるんだろう。

まとめ

本書とはあまり関係ないけど、相手の話題に対し、「僕も同じような話があって〜僕の場合は〜」みたいなことをやっちゃうのは会話泥棒というらしい。そんなことは日常茶飯事でやっていたので、俺は本当にヤバいやつなんだろう。


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ちなみに会話泥棒常習犯にはアスペルガーやらADHDとかASDとかの疑いがあるらしい。別に俺は診断を受けているわけじゃないけど、「あぁ」っていう感じ。そうだろうな、とも思う。

心の底から気をつけようと思ったし、もう喋るのやめようかな、とも思う。でも黙々と作業するような仕事ではないので、気をつけていくほかない。向いていない仕事に就いているという可能性もあるけど、今は考えないことにする。

一冊読んだくらいじゃそんなに影響もないのだろうけど、これから何冊か本を読んでいけば会話の途中で「あ、話し過ぎてるな」なんて気付けるようになるんだろうか。そうなった自分を思い描いて、日々の会話の中で気を付けていくしかないのだろう。

この歳でこういう変化を目指すのはなかなかストレスなんだろうけど、一つずつがんばっていくしかないのだ。

それでは今夜もこの辺で。