TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


新疆という文字から連想した【full count 1102 choiceについて】

ちょっと前にニュースでたまに見かけた新疆という文字を見るとフルカウントのSHシリーズを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないか。

いらっしゃれば同年代か、少し上の方だと思う。

たまたま読んでたデイトナブロス(既に廃刊)の一部にチラッと書かれていて、たまたま関西に行く用事があったから店舗に寄ってみたけど既に売り切れていて実物を見ることすら叶わなかったのも良い思い出だ。

SHシリーズは中国生産にすることでコスト、価格を下げて提供することがコンセプトだったと思う。その生地に使われていたのが新疆綿だった。

当時はevisuも「山ちゃんジーンズ」というのをやっていたり、手に取りやすいモデルを各社検討していたように覚えている。

あの頃は「とにかくフルカウントのジーンズを穿きたい!」と思っていたけど、定番じゃないものにお金を使わなくてよかったな、とも思う。定番になってないから、評判も良くなかったんだろうと推測している。

そんなフルカウントから、定番生地を使って価格を抑えた「1102 choice」というアイテムが出たらしい。

1102 choiceとは

フルカウントの定番生地を使った、1101(こちらも定番モデル)のシルエットのジーンズらしい。ただ縫製やディテールは簡素化されていて、革パッチは紙パッチに、縫製に使われる糸が綿糸からスパン糸に変更になっているらしい。

それでいて値段は税込で18,000円台中盤のようだ。フルカウントの定番のアイテムは税込25,000円くらいするので、かなり安く手に取れる。

てか今そんなにするのか。昔買った時は23,000円くらいだったような気がするのだけど。

ぶっちゃけどう思うか

sugarcaneの1947モデルは、廉価版やエントリーモデルとしての位置付けなのだろう、価格はかなり下げられていたと思う。俺はワゴンセールで買ったからなんともいえないけど、当時は定価でも確か税込で14,000円程度だったかと。今はフルカウント1102と同じく18,000円くらいにまで値上げしているらしい。

散々お勧めしてきた割に俺はsugarcaneの定番モデルを1947モデル以外にほとんど知らないことに気づいたのだ。俺が大学生だった頃は砂糖黍ジーンズがあったけど、今は見かけることもない。

ユニオンスタージーンズが20,000円台のジーンズなので、こっちがフラッグシップなんだろうか。生地は明らかに違うっぽい。あるいはバズリクソンズの方がメインなのか。

 


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つまり、sugarcaneは「生地」で明確に価格帯を分けていたのに対して、フルカウントは「生地」は同じで縫製とディテールで価格帯を分けることにしたようだ。ちなみに1947モデルのディテールは結構細かい。

エントリーモデルに最適なんじゃないか

レプリカジーンズに触れてみる、という観点だととてもいいと思う。

生地が同じということは、生地感が気に入ればそのままフルカウントのファンになってもらえるんじゃないかと思うのだ。

しかもいくつかのECサイトを見ても、リジッドでの販売しか確認できなかった。ということは、糊落としからできるということになる。つまり耳付きジーンズ沼への道筋ができている。

sugarcaneの1947モデルに関しては、俺の場合は先述のとおり定番ジーンズがよく分かっていないから、そのまま他ブランドのジーンズを穿くようになってしまったのかもしれない。まぁ近くにsugarcaneの取り扱いがなかったのが一番大きな要因だけど。なんであのショップは1947モデルだけワゴンで売ってたんだろうか。

生地感を体験することで満足して他ブランドのジーンズを穿くようになってしまうかもしれない。色々試してみたい人も多いだろうし。

まとまらない

レプリカジーンズを初めて手に取る人の目に留まりやすくなることは大事なことなんだろうな。ジーンズブームが来てほしい。全力で古参ぶるので。

これまで色んなジーンズを穿いてきたけど、sugarcaneの1947モデルやフルカウントのジーンズの穿き心地の良さは他の綿100%の生地とは少しレベルが違うと思っているので、是非脚を通してみてほしい。

と言っても、自分で買うならフルカウントの定番モデルを買うと思う。そっちの方が満足度が高いことを知っているのだ。

あくまで「ジーンズの沼への入口」として最適なんじゃないか、ということ。わたしもsugarcaneの1947モデルで沼にハマった人だったので。そして未だに抜けられていない。抜ける気もないのだが。