「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んだ。
多少のネタバレを含むので見たくない方はそっ閉じでお願いします。
コロナ禍のせいかなぜか途端に将来が不安になり、投資信託を買い始めようかと思い投資の勉強をしようと思ったのがきっかけだ。
普通に貯金していくよりはいいんじゃないか、そう思ったのだ。コロナでほんとに景気は拡大し続けるのか分からなくなっちゃっている中で、ちょっとどうなんだとも思う。
ちなみにまだ投資信託を買い始めてはいない。
何故読もうと思ったのか
話は変わり自分は紛れもなく典型的な日本人サラリーマン工場製のサラリーマンなのだ。
公立の義務教育、高校、大学という、「サラリーマン」としての、エリートでもなんでもない労働力としての教育を最後まで受けて無事就職に成功した。ちなみに語弊のないようにことわると別に公立が良くないとか悪いとなっていく考えは全くない。人生設計的にこれから定年まで労働力を提供して、年金をもらって暮らす予定。
それはそれで悪いことだとは全く思ってないけど、昨年精神的、肉体的に調子を崩して、「本当に定年まで働けるん?」と、疑問に思っていた中、さらにコロナの大流行。
投資で食べていくことはできないけど、年に僅かでも給料以外に収入があれば、あるいは年金以外に老後のお金を用意できれば、と思ったのだ。
投資について検討している中で、はてなブログ横断検索を活用してつみたてNISAについて調べていると、投資初心者が読むのにおすすめの本の1冊として何名かの方がブログに挙げていたのがきっかけ。
自分が使っているのもあって、情報収集の際にははてなブログ横断検索を使うことが多い。
金持ち父さん、貧乏父さん
作者の幼少期からアーリーリタイアするあたりまでが描かれており、「金持ち父さん」「貧乏父さん」それぞれの教えを比較しながら「お金」について教えてくれる。
これってノンフィクションなの?って思ってGoogle先生に聞いてみたんだけど、Wikipediaにはフィクションだと記載されていた。俺ってやっぱりそういうの見分ける目がないな。詐欺には気をつけなきゃ。
普通の会社員は「会社員として働き、請求書(ローン)を払い残ったお金で暮らし、次の給料日を待つというラットレース」に陥っているらしい。
そこから抜け出すためにはキャッシュフローをなんとか用意し、不労所得を得られる体制を整える必要がある、というのがこの本で一番作者が言いたかったことだと思っている。
ちなみに日本国民多くの夢である「マイホーム(ローン)」は、投資する機会を損なうため、負債だという認識がされていた。そりゃ家賃負担で済んでたところを数万上乗せして払ってればその分投資する機会の損失なのもうなづける。
本編終了後には、実際に行動に移すための心得とか、そう言ったことが記されている。「一旦利益を確定して、元本に手をつけずに運用する」というのはとてもいい考えだと思った。
あとは「不景気をチャンスと捉える」ということ。今の状況を「不景気」と捉えていいのかは疑問ではある。ワクチンができたら元の暮らしができるのかなぁ。
ただうまくいくかどうかはわからないけど、とにかく何か行動に移してみようと思わさせられた。
株価がコロナの影響で安くなっているので、これを機に株主優待が欲しい株を10万円分くらい買ってみようと思った。QUOカードとかお米券がいいな。3月ごろからやってればよかったなぁ。
結論
本に書いてあるようなことは当然真似できない。ビビリだからね。伸るか反るかみたいな生き方は向いていない。こういう本を読んで、「今の仕事をがんばらなきゃな」と、再認識しているだけなのだ。
したがって俺は貧乏父さんになっていくのだろう。なんとか中流まで持っていきたい。
とは言っても、資産形成について学ぶきっかけとして読むにはいい読み物だと思う。普段はミステリ小説ばかり読んでいるんだけど小説とビジネス書のハイブリッドで読みやすかった。
この本を大学生の頃に読んでいたら、就職してすぐに株に手を出していたと思う。9年は大きいなぁ。
成功しているサラリーマンの方には関係ないと思う。「副業」は難しそうだけど、不労所得を得るために投資を考えるにはもってこいの内容だった。
サラリーマンが続けられるか自信のない方にこそ読んでみてほしいような、そんな本だった。