TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


DaiGo氏絶賛の「ザ・コピーライティング」を読んだ

長期休暇かつ、遠方への旅行もだめ、となると、最近はあまりできてなかった読書か、YouTubeAmazonプライムビデオしかやることはないのだ。

そんな中、メンタリストDaiGo氏絶賛の本を読んでみた。

きっかけ

「妻がこの本を購入しており、家の本棚に並んでいたから」、というのが正直な理由である。

この本、貧乏性な自分には少々高額。中々自分ではこの価格の本を購入しようという気にはならないのだが、誰かが買ってくれると読みやすい。そういうものである。

読まないと損だと思ったのだ。

コピーライティングとは

「キャッチコピー」という言葉が有名。短い文章で商品やサービスの魅力を伝えて、利用や購入を促すことを目的として行われている。


人を動かす儲かる言葉「コピーライティング」の科学入門

この動画は本を読み終えてから観たのだけど、動画でも本の帯でも、価格の10倍以上の価値があると仰っている。

ちなみにコピーライティングの技術そのものは御給金をいただいている仕事には全く役に立たない。俺の仕事は基本的にはイマジネーションを活躍させるような職種ではないのだ。まぁ事務員はいつどんな仕事をやらないといけなくなるのかわからないのだけども。

かなり古い本

ダイヤモンド社のこの本は2008年に出版されている。それでも12年前という、結構前のことだと思うのだが原作とでもいうのだろうか、原著というのだろうか、その本は1932年が初版。

正直「おいおい、そんな本を買ってどうするんだよ」と全く思わなかったわけではない。小説ならまだしも、これはビジネス書のジャンルだろう。

「そんな古い時代に書かれた本を今読んでためになるのか」と思ったのだが、本の中では「インターネットが普及した環境で、より効果的に使える」(原文ママ)と書かれている。

つまり、インターネットが普及して、情報量が多い今だからこそ、宣伝するために役に立つというのだ。

確かに俺だってブログをやっている。もし本気で「アクセス数を稼ぎたい」と思えば、こういった本をよく読んで人の目に留まりやすいタイトル名なんかを付けられるように学ぶのは大事なのかもしれない。

メンタリストのDaiGo氏も、「お値段以上ですよ」という帯を書いているのだ。それも読もうと思ったきっかけなのは間違いない。そしてそのコピーも、人を魅了するために考え抜かれて付けられたものだろう。

繰り返し主張されている2つのこと

この本は400ページ超、18章に渡っている。短い本ではないし、小説でもないから若干読むのに時間はかかったけど、伝えたいであろう本質的なメッセージ自体はそう多くない。序盤からラストまで同じことが書かれていると感じた。

・相手(読み手)に何をもたらすのか(利益、ベネフィット)を第一に伝える

これが一番だと思う。人間はどうしても承認欲求があるから「文学的に(おしゃれに)うまく言ってやろう」みたいな欲を持ってしまっているんだと思う。行き着く先はオヤジギャグである。

その欲を優先した結果、博識で察しのいい数名の方には理解できるけど俺みたいな察しの悪い人間には理解ができず、広告が全て読まれることもなく、肝心なところまで見てもらえなくなってしまうということ。

例えばブログとかだと、タイトルがごちゃごちゃしてしまって何を言いたいのかよくわからなくなっちゃってタイトルをクリックしてもらえなくなっちゃうということだ。具体的な内容が想像できなくなっちゃって、覗く気にならなくなっちゃうっていう。

愛を伝える時にも「好きです」って先に言っちゃった方がそこから先の言葉がスムーズに出るような気がする。知らんけど。

・いいコピーを書くためのノウハウやテクニックは沢山あるが、最終的に何が効果的かどうかはやってみないとわからない。客観的な数値に基づき成果を検証して、改良を行う必要がある。

現在でいうところの「PDCAサイクル」について90年前から提唱されていたということだろう。これについても繰り返し主張されている。

なんでもそうだけど、「必勝」や「絶対」はないということ。勝つためには努力し続けるしかないのだ。

この2点について耳にタコができるほど繰り返し主張されている。本だからなんていうんだ?目がドライアイ?実際に作られた広告を通じて解説されていて、読んでいて飽きることはなかった。

読んでの感想

「コピーライティング」という切り口からだと、「モノを売るため」の本に見えていたのだが、読了後は「人の心を動かすには、自分の方向に向けるためにはどうするのか」という本に見えている。

普段のメールのやり取りにも関係するし、話し方にも影響するんじゃないかな。

ブログのタイトルをつけるときでもそうかもしれないけど、自分のアウトプットに何らかの影響を与えてくれる可能性はあるんじゃないか、と思うのだ。

ひいては、人とやりとりをする人は全員読むことで影響を受けるんじゃないかな、と思うのだ。

まぁそれを目的にするならもうちょっとそれ向けにわかりやすい本があるような気もするんだけど。

いつそういう、「人に知ってもらうための仕事」をするかわからないから、知識として持っておくのは大事だな、とも思った。お給料をもらうからにはしっかりやらないといけないしね。

せっかくだから過去の投稿について、タイトルを見直していったりもしようかな。盆休みももう少しあるし。

そして最後にこのエントリのタイトルをつけようとしたんだけど、いいコピーが思いつかないのだ。お勉強って大変だ。読書記録だと読書感想文みたいなタイトルになりがち。はぁ。