ジーンズはあれやこれや穿いてきた。
「次に穿くジーンズはどうなるんだろう」そう思いながらまた新たなリジッドジーンズを手に取る。数ヶ月洗わずに穿き、ファッションも購入した濃紺ジーンズに合わせて変わっていく。これがジーンズ道、「ジ道」である。
未だに「サ道」にハマっているのだ。
サーマルもあれやこれやでまだベストなものに辿り着けてはいない。
そんな中、ベルトについてはこればかりを使っている。もっといいものもあるのかもしれないけど、現状全く困っていない。
ベルト(belt)または帯革(おびかわ)、胴締とは主に物を固定するために使われる、平たい形状で細長い布や革のこと。「バンド」とも呼ぶ。
Wikipediaより引用
当ブログをご覧の方は、どのようなベルトを使われているのだろうか。
俺はベルトはずっとフェローズの物をメインで使っている。たまにshipsのベルトとか使ってたけど、ボロくなってどっかにやってしまった。
俺はまだ30過ぎで、死ぬ間際まで使ってなんともなかったわけじゃないから「一生モノ」とは断言はできないけど、10年以上使ってなんともないから、ある程度は信用がおけると思う。
pherrow's ダブルピン サドルレザーベルト
二十歳になる前に購入した。
店頭で「あっ、これかっこいい」と思い手に取るも、大学生にとって1万円は大金であり、中々レジに向かえずにいた。当時はリーバイスの赤のダブルピンベルトを使っていたのをよく覚えている。今思えば周りがどんなベルトをしてたのかは知らなかったなぁ。あまり目立つアイテムでもないし。
店員さんに「これは本当にずっと使えるから、値段以上の価値はあるよ!」と言われ購入したのを覚えている。
その時にも何年か使った物を見せてもらったんだけど、確かに丈夫だったのだと思う。その実使用品には十分な説得力があった。
だから当時の自分にとっての大金を払って購入して今に至る。
買ってからは本当に毎日使っていた。バイトで段ボールをぶつけたりして傷が入ったり、通り雨に打たれてびしょ濡れになったりしたり、打ち上げでビールをこぼしたりまぁ散々な目にあってしまっている。
お金がなくて新しいものも買えなかったこともあるけど、壊れたり極端にみすぼらしくなりそうな雰囲気がなかったからだ。
ちなみに新品時はこんな感じである。
最近は太ってベルトが無くてもジーンズがズリ落ちることもなくなってしまっているから着用頻度も少し下がってきていて、その分コバの部分が乾燥してしまっている。
それでも裂けたり、表面が剥がれたりしそうな気配は全くない。
そもそもベルトの寿命とは
Tシャツならヨレが酷くなったり、日焼けしたり、黄ばんだりと様々な「寿命サイン」がある。
ジーンズはまぁ、破れるくらいしか判断するところがないのかもしれない。或いは洗いすぎて真っ白になるとかかな。
じゃあベルトはどうだろう。紳士服売り場で売ってるような合皮のものは、表面が剥がれたり、ベルト穴が裂けたりする。
セレクトショップで買ったものでも、仕事で毎日1年くらい使っていたら明らかにみすぼらしくなってしまったので買い換えた(1年毎日使うというのは使いすぎのような気もするのだけど)。
それからは「仕事で使うのにどうだろう」、と少しは思ったのだけど、結局普段使いと同じフェローズの、幅が細いものにした。それから3年間平日は毎日着用しているけど、今のところ全く問題はない。最近少し穴の部分の皮が浮いてるような気もするので、今度丸洗いしようと思っている。
話が少し逸れたけど、オフの日に経年変化を楽しみながら着用する分には、まだまだ大丈夫だと思う。
なぜこのベルトがいいのか
アメカジブランドでも同じようなベルトはそこそこあると思う。色違いのベルトを購入する時には他ブランドも当然候補に上がったのだが、結局フェローズの物を購入してしまった。
その理由をいくらか書いていきたい。ちなみに5年くらいは前のことになってしまうが。
革が厚い
もちろんLightningや2ndに載るようなアメカジブランドが作るベルトは、紳士服売り場で売られているものと比べると明らかに革が厚いのだが、フェローズのベルトはそれらの同価格帯の物の中でも比較的厚いように思えた。
sugar caneの物は店頭で見比べる限り少し値段が安くて同じくらいの厚みだったと思う。実物を手元に置いて実際に計ったわけじゃないからこの辺はいい加減だけど。薄かったものについての記載は省略する。
厚ければいいというものでもないのは言うまでもないけど、厚い方が長く使えそうじゃないか。俺の発想は単純だ。
バックル、穴がオシャレ
価格帯も微妙に違うし手元にないもので引き合いに出すのはあまり好きじゃないのだけど、例えば先ほどのこれ。
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ピンを通す穴が丸穴なのだ。
フェローズの物は、ティアドロップ型とでも言うのだろうか、涙の滴のような形になっている。
別にどちらがいいとかそういうのはないし、もしかしたら本物のアメリカのベルトは丸穴のものが多かったのかもしれない。
ただ個人的にこっちの形の方が好きなだけである。
そしてバックルのゴツさも際立っていた。裏には錨のマークが刻印されていて、重量感も抜群。
コスパが良い(良かった?)
最初にベルトを買った時の価格は正直覚えていない。ただ大学生の時の自分にとっては高額だったことは覚えている。
そして2本目は東京のスマートクロージングストアで購入したのだけど、その時に「あれ?なんか前よりちょっと高い気がする」と思ったのだけど記録はない。
3本目はスマクロの通販、楽天市場のフェブクロで買ったんだけど、この時は12,600円だった。
この頃は、実店舗で同価格帯の物と見比べても、「ちょっとだけ高いけど、こっちにしよう」という感じで選んでたんだと思う。
タンの場合、他ブランドのベルトの方が、ムラとかも少なかったような気がする。でも革の厚みとか、総合的に考えると一番コスパに優れていたように思えたのだ。エイジングも楽しめるし。
とは言っても、このベルトも今では定価が16,000円を超えている。他の商品も値上がりしているんだろうけど、以前よりはだいぶ高く感じる。今だとヴィンテージワークスとかと同じ値段なのかもしれない。種類はヴィンテージワークスの方が多いし。
日本の新し目のレザーブランドで同じような物を買おうとすると、2万を超えているものが当時は多かった。
まとめ
今ネットで見ると「10年使えるレザーベルト」とかって書かれているけど、これがまさに10年使ったベルトだ。びくともしてないし、壊れる気配もない。「清潔感がない」という人もいるかもしれないが、そもそもそういう人向けのアイテムではないと思う。
ダブルピンのものはバックルがブラスのものもあるみたい。ブラスもいいなぁ。
もちろん片田舎に住んでる俺には自分の目で確認できるものとして都会ほどの情報量はないから、もしかしたらもっとコスパに優れたレザーベルトがあるかもしれない。
コロナのせいで出張もないから、都会に行くこともないだろう。ベルトももう一生使う分はあるのかもしれないから買うこともないのかもしれないけど、「これだ」というものがあれば買っちゃうんだろうな。例えばスタッズベルトとかを。
もしそのようなものがあれば、当ブログで発信したいと思う。
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