TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


手ぶらとエコバッグ

コンビニのレジ袋が有料化された。

有料化自体は悪いことだとは思っていない。国を挙げて「ビニール袋の消費を減らすことがエコだ!」って言ってるんだから、まぁそれには従おうと思う。本当にエコなのかどうかはわからない。素人目線だとそれよりも、100円コーヒーのストローを有料化した方が生物にとってのリスクは減るような気もしている。ハワイのウミガメがストロー鼻に刺してしまう映像をよく見てたし。

そんな感じだから、すぐにエコバッグを出勤用の鞄に入れるようにした。俺は毎日平日なら朝昼の2回はコンビニを使っているのだが、既に5枚くらいレジ袋を購入してしまっている。

そう、鞄にしまったままコンビニに行ってしまっているのだ。大体俺には手にモノを持って歩くという習慣がほとんどなかったのだ。

手ぶらがいいじゃん

朝は通勤途中に使うから、レジに持って行き忘れることはない。車に取りに戻ることは何回かあったけど。

問題は昼食時だ。通勤鞄のような鞄を持って会社からコンビニに行くわけがない。手ぶらでコンビニに行き、弁当と飲み物を手に取った時に「あ、やってしまった」と気づくわけだ。基本的には「レジ袋忘れたら手で持って帰ればいい」と思っている。「数円だから出せばいい」という気持ちになったこともあるが、この取組の目的はレジ袋の使用量を減らすことなのだから、そこからかけ離れた行動ではいけない。自分を戒めながら手で持って帰るのだ。手ぶらでスマートにコンビニに入っても、出る時には全くスマートじゃないのだ。今は梅雨時で傘も差すし、手が塞がってしまっている。

「基本的にエコバッグを忘れたら素手で持って帰る」とは言っても、この時期作業時には弁当一つと飲み物が数本になる日もある。そういう時にはレジ袋がないと流石に厳しいのだ。弁当一つとサラダ、ペットボトル二本は流石に俺の二本の腕じゃ抱えるのは難しい。何より物を落としそうになりながら歩くなんて全くスマートじゃない。購入品を道路に落とすなんてもってのほかなのだ。

なぜ俺は手ぶらなのか

女性社員はデカい財布を持って休憩に行く人が多い。あれってなんでだろう。彼女たちにはあれが鞄がわりなのだろうか。財布とスマホでランチへ。でも似合ってるからいいんだろうな。きっと彼女たちは、コンビニに行く時にも違和感なくエコバッグを持っていけるのだろう。

なんで俺は手ぶらを好むのだろうか。というか男は手ぶらを好んでいるんじゃないだろうか。

一時クラッチバッグなんてものが流行っていたけど手に取る事はなかったし(ただし結婚式に参列する時には持っててもよかったんじゃないかと思ったりもする)、身に付けるとしてもリュックとかボディバッグのような、手が塞がらないものがいいと思っている。

何故かというと、急に暴漢に襲われた時に隣にいる女性を守るためだ。片手塞がってたら守れるものも守れない。

いや、それは冗談のようで本当かもしれない。俺の男としての本能がそうしているのかもしれない。

それはそれとして、手に物を持っている姿をそこまでかっこいいと思えないのだろうな。

エコバッグをポケットにしまって昼休憩を

これが理想である。「手ぶらがいい」とは言っても、買ったものは持って帰らないといけない。持って帰らないといけないのだから、なるべくスマートに持って帰ろうではないか。

「新しいマスク」として趣向を凝らした布マスクが街に溢れたように、これからはいろんなデザインのものや機能性を持ったエコバッグが出るだろうし、多分街中にはもう出ている。

流行に乗りたいわけじゃないけど、スマートにコンビニを使いたいから上手に付き合っていこうと思う。

あー、コンビニが全くコンビニエントじゃなくなっちゃったなー。