TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


服を気軽に着られない問題の解決に向けて

ファッションは道楽だ。

もちろんファッションが仕事になっている人もいると思うが、90%以上の人は自己満足としてファッションを楽しんでいるはず。いや、人口におけるファッション業界の人口比率とか知らないけどね。

俺もそんな人間の1人で、基本的には着たいものを着たいように着ている。もちろん富裕層ではないから限られた予算の中で楽しんでいるわけだけど、どういうわけかたまに高い服を気に入って、買ってしまうことがある。

そう、最近服の整理をしていて気づいたのだ。勇気と財布の中のお金を振り絞って買ったはずの服なのに、「汚れがついたら嫌だな。。。」なんてことになって、中々着られないまま時間だけがすぎてしまい、「流行」というものを過ぎ去ってしまうことがあるのだ。別に流行ってなくても着れるけどさ。

そもそも「高い服」というところで人それぞれの違いがあるだろうし、それぞれのアイテムごとにかけられる値段が違うとも思う。

ちなみに俺は素材がしっかりしていて流行り廃りがなく長いこと使えるもの(例えば革靴であったり、ジーンズであったり、或いは経年変化も楽しめるようなもの)であれば、気に入ればお金はかけるつもり。でもTシャツだと5,000円を超えてくるともうダメだ。エビチリが散ってしまうことを気にすると飲み会には着ていけない。

以前に「コンビニに来ていける服が何着あっても、合コンに着ていける服がないと意味がないから、そっちにお金をかけた方がいいんじゃないか」みたいなことをエントリで書いてたと思うけど、「コンビニにも着ていかないし、飲み会にも着ていかない。よく晴れた日にドライブする時だけ着てる。でもコンビニのコーヒーは散らしたくない」みたいな、なんだかよくわからないことをしている自分がいることに気付いてしまった。

違いを考えてみる

高い服、安い服のそれぞれの特徴を自分なりに考えてみた。

ちなみに悪いところは見ないことにした。悪く言い始めるとキリがないような気がするので。

高い服のいいところ

・デザインがいい

・素材がいい

・街中で人とかぶらない(少なくとも田舎では)

一番下のは置いておいて、上二つは確かにあると思う。高い服って安い服と比べると「なんとなくかっこいい」のだ。少なくとも大学生の頃はそんなふうに感じていたはず。そのまま年だけ重ねているところがとてつもなくダサいのだが、しょうがない。

でも今UNIQLO UのTシャツとか着ていて思うのは、昔ほど「高い服と安い服の差」って見受けられなくなっているんじゃないのか、ってこと。安くてもかっこいいものは沢山ある。

安い服のいいところ

・安いから「とりあえず買ってみる」ができる

・気軽に「自分のスタイルを変える」ことができる

・色あせたりした時に気軽に入れ替えられる

例えばUNIQLO UのエアリズムオーバーサイズTシャツなんかは1,500円で買うことができる。

「Tシャツは肩で着る。着丈はベルト下数センチまで」的なスタイルでずっと来てて、オーバーサイズには抵抗があった俺でも「1,500円なら買って着てみてもいいか」ということになって、今ではオーバーサイズでの着こなしを楽しんでいる。オーバーサイズのTシャツにテーパードジーンズ、ドクターマーチンかオールドスクール、みたいな。

とりあえず買って、気軽にスタイルを変えることができたのだ。

気軽に入れ替えられるというのもいいと思う。ちょっとでも値段がする服だと「もう買って何年も経つけど高かったからもう少し着ないともったいないな」みたいな謎の思考に陥って、もしかしたら周りからは「なんか薄汚い」と思われてしまう可能性だってあるのだ。もちろん古着はそれで良さがあると思うのだが。清潔感は全体のスタイルで醸し出すものだと信じている。

まとめ

そして何より、「安い服、高い服」というのはその人その人で違うということだ。収入が減ってきているので、最近ではUNIQLOの商品も買う前に少し悩んだりする。

もしかすると本当に身の丈に合った服というのは、「ちょっと古くなったな」と思った時にすぐに手放せる価格帯の物なのかもしれない。もちろん経年変化を楽しめるものは除くとして。

そうじゃない服を着ている俺ってもしかしたら、服を着たつもりで着られているんじゃないか。

結論:気軽に着ない服を買うのはまじでダサいから今すぐやめようと思った。

問題は解決しなかった。

ちなみに、俺にとってのトリッカーズみたいな、「気合を入れたいときに着る一張羅的アイテム」は今回の議論には含めていないつもり。

本気でダサいから身の丈に合わない服を買うのはやめようと思った。そのお金を投資していれば資産額は増えていたかもしれないし、ゴルフを1ラウンドできていたかもしれない(お金の問題でラウンドを我慢したことはないのだけれども)。

冒頭でも書いたとおり、ファッションは道楽だ。だから「買ってワードローブに加えることで満足」とかっていうんだったそれはそれで大アリ。恥じることはないし自分の満足感が得られているなら何の問題もない。コレクション、収集癖は立派な趣味嗜好だ。

だけど今の俺は、「場所を取るだけの服はいらない」って今は思ってるから、今手元にあるそんな服は、適当に着て捨てるか後輩に譲るなりなんなりしようと思う。

今は少しでもシンプルに暮らしたいという気持ちが強いのかも。そしてブログをやってることでまだ大分ブレブレだけど少しずつ自分のファッション感が整理されてきたのかもしれない。自己満足だけどブログって楽しいな。