TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


酒を飲まなくなって気づいた7つのこと。

シリーズ物と化している、「ベルソムラを◯ヶ月飲んでみた」では何回か書いているけど、ベルソムラを飲むようになってからというもの、飲み会で酒を飲むというのをやめた。

理由は単純で、「酒と一緒に飲むな」って書いてあるから。真面目だからかなんなのかはわからないが、それを守っている結果そうなった。

結婚式の乾杯で舐める程度に飲んだりとか、薬を飲まないと決めた日(眠れなくても別に支障がない日)に少し飲むことはあったけど、頻度としてはめちゃくちゃ減った。そんな中で気づいたことをまとめたいと思う。

前提として俺は「酒豪」ではないけど、予定がなくてゴルフの練習もできないような雨の休日には昼からつまみを作って飲んでしまっていたような人間だったということと、全く酒をやめたわけじゃないことは記述しておこうと思う。

いつか「やっぱ酒嫌だな」ってなったときの自分のためのエントリ。

1.居酒屋は油臭い。

もちろんこの場での「空気」っていうのは雰囲気的な今ではなくて、単純に言葉通りの空気、Airのことだ。

会社の飲みでよく使う居酒屋は実は結構空気が油臭かった、ということに気付いた。と言っても最初から臭いわけじゃなくて、だんだん人や料理で臭くなってるんじゃないかな。

酒を飲んでた頃は乾杯してしまえばもうその後は脳も感覚もだんだんダメになってるから気付かなかったのだろう。

居酒屋に行った次の日の服に染み付いている匂いに、飲んでる最中(正確には食事を烏龍茶と取っている最中)に気づくことになった。全然幸せじゃないじゃん。

2.酒の量が減っても体調にあまり変わりはない

これは個人差があるとおもうし、俺だって飲む量が何十分の一になっただけでアルコールを取ったら死ぬわけじゃないから「完全にやめた」らどうなるかはわからないのが前提。

別に人間ドックの結果が良くなったわけでもないし、「毎朝身体が軽い!」なんてことは当然ない。「体重が減った!」なんてこともないしかつてのビール腹が凹んだわけでもないと思う。

むしろドックの結果は悪くなっている。まぁこれは仕事が過酷で夜飯を食べるのが遅いことが原因だと思われるのだが。

3.飲んでる最中に出てくる思想は全く自分の思想とはかけ離れている

これについては意見が分かれると思う。

「飲んだ時に本性が出るんだよ」といって譲らない人もいるし、「酒飲んでるときのことは少々許してやれ」という人もいる。おそらくこの国にはそういった人たちが半々くらいでいるんだと思う。あくまで田中調べだけど。

俺は、「酒飲んでる時には普段思いつかないような(良くも悪くも)考えに至ってしまう」のだと思っている。

「酒+飲み会」という雰囲気で、酒と空気に左右されて無駄に考え込んだり、逆に怒りが湧いたり、色々と脳が忙しくなっちゃうんだと思う。アルコールの分解もしないといけないし。

もっと言うと酒飲んでるときの自分も飲んでないときの自分も全てまるっと自分自身なんだから、大事にはしないといけない。

4.お金はあまり貯まらない

飲みに行かなくなったこともあってお金を使わなくなったのかとも思ったけど、飲み会には誘われたら行くからお金とかその辺はあまり変わっていない。

何故か日本にある「酒飲んでないやつは割り勘少し安いルール」により数千円単位では浮いているのかもしれないけど、あまり実感はない。

「酒飲んでないやつは割り勘少し安いルール」はやはり居酒屋はドリンクで儲けている、という嘘か本当かわからない都市伝説のせいで制定されてんのかな。酒飲んでないと「飲んでないんだから食え!」って言われてフードめちゃ食べてるから余分に払わないといけない気持ちになるんだけどまぁいいか。

5.有効に使える時間は少し増える

俺の場合は飲み会に誘われたら断ってはないので自分の時間が劇的に増えてはいない。だけど二次会三次会、とハシゴすることはなくなった。

まず何より「二日酔いにならない」と言うのは最高である。翌日朝からキリッと動けるのは本当にいいことだと思う。

あとノンアルコールだと、当日もこうやってブログを綴ったりだとか、調べ物をしたり、勉強したりもできる。まぁ飲んでもできる人はできるんだろうけど、俺はダメなんだよな。

6.みっともない行為と無縁

これはあくまで俺が自分に対して思っているだけだ。周りの評価は知らない。

「呂律が回らなくなって、上司の名前を噛む」とか、「千鳥足でこけて怪我する」とかそういったこととは無縁になれるのだ。だって飲んでないし。

これに関しては酒を飲んで酔っ払っているよりはマシ、と言う程度なのかもしれない。先述の人間性の件と通じるところは多い。

7.酒が飲めない人の気持ちが少しわかる

これは結構大事だと思う。酒を飲まずに飲み会に出ていた人の気持ちが少しわかるようになった。「飲めない」「飲まない」の違いはあるのでなんとも言えないけど、少なくとも「ノンアルコールで飲み会を過ごしている人」の気持ちはわかる。

酔っ払いはうるさいしめんどくさいけど、良識の範囲内であれば見ていてもそこそこ楽しい、と言うのがこれまでの俺の感想。

とりあえずはこれくらいかな

10個思いつかなかったのでとりあえずはこの辺で。

俺の場合は酒を未来永劫飲まないと言うつもりもないし、飲めるのであれば飲めばいいと思ってる。だけど薬を始める前みたいに、夜中まで深酒をする気はなくなったし、ましてやバンドマンとしていろんなライブハウスを回っていた頃のように打ち上げでジョッキを次々空にするようなことは絶対にない。

できれば二度と二日酔いにはなりたくないのだ。

結論からすると、「アル中でもない限り、酒をやめたからって人生劇的には変わらないけど、新しい発見もあるよ」くらいのことだろうか。

酒を飲めるようになれば、「酒を飲んで気づいたこと」というエントリをしたいな。