TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


税金についてあまり詳しくないサラリーマンは「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください」を読むといい

俺は最近自分の仕事についてとても不安で、割と夜も眠れない日々が続いている。退職したほうがいいんじゃないかとかそんなところだ。そんな中勉強しようと思ってタイトルだけで47文字もある「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください」を読んだら税金に関することが結構理解できた。とても長いタイトルでポップな表紙だけどとてもいい本だった。加えて俺の場合はそれだけでなく組織に守ってもらっているということがどれだけありがたいことかというのを認識できたのだ。まぁそんな人はあまりいないとは思う。

今まで税金のことが気になる度に本屋で本を購入しようとし、立ち読みで何ページか読んでみるものの全く理解できず、本を買うこともなく税金について理解することもなく終わっていたのだが、この本はとてもわかりやすく数ページ読んで続きが読みたくなり、気づけばレジに並んでいたのだ。

「税金のことを学んでみたい」という方には是非お勧め。

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俺もそうだけど、普通に雇われてサラリーマンをやっていると、税金のことを意識することもないし、仕組みを考えることはほとんどない。毎月引かれていても「まぁこんなものか」と言って終わりにするし、「きっと会社の優秀な社員がきちんと計算して税務署なりなんなり必要なところに届け出ているのだろう」なんて考えるから、年末に自身の保険額等をきちんと報告して、きちんと控除額を計算した結果である払いすぎていた税金を返してもらってそのお金で年末に飲みに行ってそれで終わりなんだと思っていた。というか、やっぱりそれで終わりなこと自体には何の変わりもなかったのだけど。

サラリーマンでも自分で確定申告する人もいるだろうとは思う。副業していて家賃所得やその他いろんな所得があってきちんと申告する必要がある人もいるだろうし、年収が多ければ自分でやったほうがいいこともある。独身だったりサラリーマンの共働きで子供がいない夫婦は確定申告は無縁だ。

そんな僕たちに「自分で帳簿をつけて、領収証を保管して、一から青色申告の書類を書く」とはどういうことなのかをわかりやすく教えてくれる本だと思う。

副業ブームの中サラリーマンでも申告しないといけない人が増えてきている状況で、とても理解しやすい一冊だと思う。

若林あんじゅ先生の漫画も面白くて、次をどんどん読みたくなるからあっという間に読み終わってしまった。税理士の人がかなり攻めた人なんだろうなという印象もあるけどこのあんじゅ先生もそこそこ変わった経歴。大学職員というホワイト企業に勤めていながら漫画家を目指し退職。そしてフリーランスになったという経歴。「どんな人なんだろう?」と思って調べてみたらめっちゃ美人ではないか。美人でホワイト企業に勤めていてフリーランスになって面白い漫画もかけるってなんだよそのハイスペックっぷりは…。何か一つでもいいから才能をわけてほしかった…。とまぁそんなことを嘆いていてもしょうがないので、本筋に話を戻す。ちなみにあんじゅ先生はライターもされていて、結構尖った投稿もされているので是非皆様に見ていただきたい。

税金のことを何も知らない僕たちでも

・どんな書類が必要なのか

・どんな流れで申告するのか

・どんなものが経費になるのか

などを身近で具体的な事例を用いて紹介してくれているので、イメージが湧きやすい。

とにかく読んでいただければ俺がここまで語る理由がわかってもらえると思う。本のお金はかかるけど、勉強になることがたくさん書いてある。

そして俺の場合は「会社に勤めているだけでここまでのことを会社がやってくれているんだ」「会社に勤めているということはそれだけで古い考えの日本社会は信用を置いてくれるんだ」と前向きになることができた。

前向きになるというよりは、「フリーランスになるとこんなにめんどくさいことをしないといけないのか。今の場所で頑張ろう」って感じだったんだけどね。

なんにせよ、知識は無駄にはならないから持っておけばいいと思うし、自分は置かれたところでがんばろうとは思っている。