TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


「クソ野郎と美しき世界」を観た。

すこし久しぶりのエントリ。組織で働いてる以上は自分の自由にできる時間が少なくなる時期もあるよね、ってこと。

SMAPが解散して、ジャニーズ事務所を退所した3人の新たな船出となる表題の映画をAmazonプライム・ビデオで観たので、備忘録的に綴っていきたい。

以下ネタバレもするかもしれないので、真っさらな気持ちで表題の作品を見たい場合はそっと閉じてほしい。

 

クソ野郎と美しき世界

大まかな流れとしたら、3人(稲垣くん、草彅くん、香取くん)のそれぞれを主人公にした3本のエピソードと、最後に全員が一堂に会するミュージカル調のエピソード、計4本のエピソードで構成されている。

僕は映画監督のことは全く知らないんだけど、4本それぞれ有名な人が携わっているらしい。

 

ピアニストを撃つな!

追いかけられるセクシーな女の人と、その人に恋をした稲垣くんの話。

登場人物みんなにキャラクターがあって、僕はすべてのエピソードの中で一番面白いと思った。というより、ここで面白くなかったら観るのやめてたと思う。

やっぱりインディーズバンドのアルバムのリード・トラック的な形で、万人ウケしそうなものを一番にしたのかな、とも思う。

最終的には馬場ふみかさんのセクシーさに目を奪われたような気もしなくはない。めちゃセクシー。めちゃ可愛い。

慎吾ちゃんと歌悔いの巻

有り余るエネルギーを持つ芸術家の香取くんと、他人の「歌」や「芸術」を喰らって暮らす女の子の話。

香取くんが「歌」、の後に「芸術」を奪われて終わるこのエピソードについては、終わるんだけど、「歌を奪われた香取さん」っていうのは「SMAP解散、事務所退所の香取くんのことを表現してるんじゃないか」などと邪推してしまった。

光へ、航る

子どもの腕を探して旅する夫婦(草彅くん、尾野真千子さん)の話。

事故か何かで動けなくなった息子の腕を移植してあげた子どもを探し出す、っていうのが目的だったんだろうと思うけど、この作品についてはあんまり面白いと感じられなかったのだ。どこがどう面白くなかったのかはうまく説明できないんだけど、話がダラダラ進んで行くし、登場人物のキャラもよく掴めなかった。

前の2エピソードについては、「オチがはっきりしない」という終わり方だったと思うんだけど、この作品は何となくこの作品だけで完結してしまっているように感じられてしまった。

なんとなく「最終エピソードで全員集合して、オチがわかるんだろうな」と思って観てたのを裏切られたという点ではいいのだが。

新しい詩

全員集合で各エピソードのオチや後日談を描いて大団円。以上。香取くんは歌が上手くてミュージカルとかで活躍できるんじゃないかと思った。

こういう作りの作品って他にもあるんだろうけど、「バラバラに進んでいたストーリーが最後に1つにまとまる」ってなんかスッキリするんだよね。世にも奇妙な物語で最後に1つにまとまる回があったら是非教えていただきたい。

 

新しい地図」の3人のための映画か

と聞かれると、3人のためのものだとしか考えられないけど、3人のためだけの映画ではないと思っている。

僕がプライムで観ようと思ったきっかけは確かにそこにあるんだけど、観てみたら普通に面白かった。

と言っても、映画好きの人からしたらB級映画とか、そう言った評価になっちゃうのかもしれない。

「観よう」と思うきっかけは人それぞれにあると思う。TANAKA的には普通に面白い映画だった。