TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


あと何回「一生モノ」を買うのか

先日街に行く機会があって、某セレクトショップにて次ジーンズ候補を眺めていた。

 


A.P.Cのジーンズを眺めていたらスタッフの方から「これは一生モノですよ!」との発言。

なんかあんまり深く考えてない感じの店員さんだったので果たしてジーンズに「一生モノ」はあるのかを考察してみた。話は大体脱線している。

ジーンズは破れるし、A.P.Cなんか特にすぐ破れる着用方を提唱している

俺はジーンズをあまり洗わないタイプに分類されると思う。少なくとも妻よりは洗わない。一勝してるから世界ジーンズ洗わないランキングがあれば上位50%には入るんじゃないかな。

それが上位かどうかはさておき、そんなジーンズの穿き方だからなのかなんなのか、どこかに穴が空くことが多い。主には財布を入れる右バックポケット。今気に入って穿いてるリーバイスの511も結局ダメージは出始めている。

で、A.P.Cなんかは可能な限り糊がついた状態で穿けって言ってるし、なんなら海水で洗ったって良いとまで言ってる。そんな穿き方したらすぐに痛むのはジーニストの中では割と常識だし、多分ブランドとしてもそういう穿き方と色落ちを推奨しているということだろう。

シルエットも細いものが多いし、一生穿くには厳しい。

最近「一生モノ」って言い過ぎじゃないか

話はガラリと変わるけど、最近一生モノってよく聞く。

HERMESバーキンとか、Rolexの腕時計とか、上質なもので修理すれば長く使えるものはそういう言い方をするのもうなづける。

もしかしたら「俺が文字通りの「一生」ってところにとらわれすぎているだけなんじゃないか」と不安になってしまう。若干アスペルガーの気はあると思っていたけどまさかここまでだとは思っていなかった。

でも本当に一生モノなのかもよ

ジーンズをはじめ時計とか革靴とかってヴィンテージの物を身につけてる人がたまにいる。今思えばジーンズだってヴィンテージがあるし、もう66タイプですら半世紀くらい経ってる物もあるんだから、A.P.Cのジーンズもそれくらい持ったっておかしくないのだ。タイトシルエットで負担もめっちゃかかるしリジッドで穿くと生地はめちゃくちゃ痛むけど、ナマモノじゃないから腐ることもない(と思う)。

俺だってもう30を超えてるんだから、40年持てば立派な文字通りの一生モノだろう。仮にA.P.Cのジーンズを40年穿いたとして、子どもが生まれたとして、俺が天寿を全うした後その子がゴミキレだと判断して捨てちゃうだろうけど、そのジーンズは俺にとっては一生モノだったのだろう。

そもそも俺が真に受けすぎである説

そもそも「一生モノ」と言うのは、「一生使える」という意味ではなくて「一生流行り廃りに左右されない、定番品である」という意味だったのかもしれない。

さっきも書いたけど俺は若干アスペルガーの気があるのか、俺の抱えてる発達障害の何かなのか、そのへんはよくわからないけど、真に受け過ぎていたのかもしれない。所謂「見解の相違」だ。

きっとRESOLUTEが新商品を作らないことに対する考え方も「一生使える定番のモノを提供する」ということなんだと思う。

あと何回「一生モノ」を買うのか

何回だって買えばいいのだ。古き良きモノもあるけど、新しいものにだっていいモノはいっぱいあるから、「一生モノだ」って思って買ったモノと同類のもので、買い足していったって構わない。そのモノに愛情を持って接していけばいいんじゃないか。

ジーンズにだって「一生モノ」はあるだろうから、俺もそういったものに出会えるようにアンテナを広げながら生活していかないとな。