TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


hailmary magazine 11月号を読んだ

かつて、「Free&Easy」というファッション雑誌があった。

「ファッション雑誌」と書いて次の行で書いちゃダメだと思うけど、僕はライフスタイル雑誌として考えていた。カルチャーに関することや家のこととかも結構記事にあったような記憶があるからだ。数ページパラパラと立ち読みして買わなかったものもあるから買ったのはあまり多くないのだけど、買ったものは結構隅から隅まで楽しんでいた記憶がある。

そんな「Free&Easy」は2016年に休刊しており、その編集長だった小野里さんが編集長を務め発行しているのが「hailmary magazine」なのである。こんなことは田中が言わなくてもアメカジ好きな皆様なら理解している方の方が多いと思うけど。

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ジーンズ特集

で、「Free&Easy」は過去に何回か「ジーンズ特集」をしている。買った雑誌はあまり取っておかないのだけど、その月のFree&Easyはまだ捨てずに取ってある。それくらい読み応えがあったし、当時から今までジーンズに関心がある僕にはそれこそ参考書に匹敵するくらいのものになっていた。

10年ぶりのジーンズ特集

で、「Free&Easy」の休刊を経て、同じ編集長が新たな雑誌でジーンズ特集をする、って言うのをネットで見つけて、すぐに近くの本屋に買いに走ることになったのだ。

内容としては、ビンテージの魅力、リーバイスの歴史から、ジーンズ共通のディテールなど今までにも色んな雑誌等で詳しく取り上げられてきた内容はもちろん取り上げている。それに加えてリベットやボタンの打ち込みも取り上げていて、「月刊誌の特集」の域ははるかに超えていると思う。

特にウエアハウスに関してはかなり詳細な記事になっていて、企業秘密の観点から大丈夫なのか?と心配になるレベルで詳しく記事になっていた。

昔はそこまで詳しくは取り上げられることが多くなかった加工技術についても説明されてて求められてるものが変わってるんだと感じることもできた。まぁそこまでの知識があったからって何が変わるのか、ってところもあるけど、興味があることに関しては深い知識が欲しくなるのが人間なのであろう。

1,000円以上の価値はあると思う

10年前もインターネットはみんなに使われていた。だけど当時の僕はジーンズ特集の雑誌はほとんど購入していた。苦学生で店舗でジーンズを中々買えなかったから、少しでも詳しくなりたいと思ったからだ(もしかしたらそのお金で一本くらいなら買えたかもしれないが…。)

それからスマートフォンが普及してネットを活用して色んな情報が探せる時代だから、本を買ってまで情報収集しなくてもいいのかもしれない。

そんな環境の下でも田中個人的には、お値段以上の価値があると思える書籍だった。まぁそれは、「Free&Easy」の影響が大きいのかもしれないのは確かだけど。

TANAKABLOGをご覧いただいている方でまだご覧になられていない方にはぜひ目を通していただきたい一冊なのは間違いない。