TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


ミニマリストに思う

ミニマリストっていいよね、っていう話。なんか洗練されてそうでかっこいい。

ミニマリストとは

ミニマリストっていう言葉はおそらく辞書とかに載っていないんだと思うけど、「必要最小限のもので暮らす人」っていうことで概ね間違っていないと思っている。Wikipediaで見ても「断捨離」のページに記載されているし、その上で断捨離とミニマリストは違うって書いてある。「ミニマリズム」自体は美術とか、建築で使われる用語のようであった。

はてなブログには、ミニマリストについて調べてまとめてくれている方もいらっしゃるので、細かな定義とか、言葉の由来、歴史についてはその方のブログを見ていただければと思う。リンクしていいのかわからなかったので検索してみてほしい。俺はリーディングリストに登録しました。

「余分な時間やモノをカットすることで、本当に大切なモノに集中できる、集中するための余裕を作ろう」というのがミニマリストの提唱する「ミニマリズム」なのだろう。俺の奥さんは「安いモノをたくさん買うんじゃなくて、上質なモノに集中的にお金をかける」っていう考え方じゃないかって言ってた。それも間違って無いと思う。

モノが多すぎる

例えば服を着る時でも、「どれにしよう」と考える時間が発生してしまう。「発生してしまう」となると、ネガティブな言い方になってしまう。ポジティブな言い方をすれば「どの服を着ようか考えることができる」のである。

つまりこの時間を「どの服を着ようか楽しみながら考える時間」と捉えるのか「どの服を着ようか考える無駄な時間」と捉えるのかという違いだと思う。「無駄な時間」という言葉自体少し悪いと思う。「別のことに使うこともできる時間を作るために、選択肢を減らす」とでも言えばいいんだろうか。日本語って難しいな。余談ではあるがこういう言葉遣いがうまくできるようになりたいと思ってブログを始めた部分もあるんだけど、未だに成長していない。

調べてみても本当に必要なモノ(無いと暮らせないモノ)以外を全て捨てているというわけでもなさそうで、好きなアイドルのブロマイドとかを持ち物の中に入れているミニマリストもいるみたい。

部屋に物がなかった友人

そう言えば我が母校の四流大学で仲良くなった友人の中にも、部屋の中に物がない友人がいた。

服を買っても飽きたらすぐ捨てるし、雑誌は買わないか買っても翌月には捨てていた。今でいうところのミニマリストであったのだと思う。

特別成績が優秀だったような記憶はないし、学校の成績なんて社会では役に立たないことはわかっているけど、人としては立派だったように思う。そんな彼は俺とは違って一流商社へ勤めているはずだけど、今何やってんのかな。

思考がミニマル

きっと多くの人がジーンズのエントリが検索に引っかかったことでこのブログにたどり着かれていることと思う。

例えば俺の「基本的にジーンズしか穿かないわ」っていうのは、ミニマリスト思考とは呼べないのだろうか。

現に服屋に行ってもジーンズ以外のパンツには見向きもしない。そしてジーンズに似合うモノ以外は基本的に見ない。その点において俺は「選択肢を減らすこと」に成功しているのだ。

そりゃ「僕夏はA.P.Cのジーンズに、UNIQLO UのTシャツしか着ないよ。足元はコンバースのCT70」って人と比べたらまぁ家で服選ぶ時は多少時間食うけど、ズボン何穿くか考えるところから始めるよりはマシだと思う。

つまり、家にモノは多いけど、それを選ぶ時間は減らせている、ということになる。つまり、「みなしミニマリスト」くらいは名乗ってもいいんじゃないかな。

とは言っても

世の中には必要に迫られて作られたモノと、暇で暇でしょうがなくて時間を使うために考え事とかしてたらできてしまったモノと、まぁその他にも色々なものがあると思う。

電車だとか新幹線だとか、必要に迫られて開発されたモノは確かに生活には欠かせないけど、例えばレプリカジーンズみたいにそこまでこだわる必要はないけど、過去へのリスペクトとか憧れみたいなものに触発されて作られたモノに惹かれちゃうんだよね。

生活できるようにしてくれるのは必要なモノかもしれないけど、生活を豊かにしてくれるのはそう言ったモノじゃないかってそう思ってる。できる限り考え事とかしたくない性格の人間だけど、これからも無駄なモノにお金を落としていきたい。