TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


Levi's made in the USAが俺の中で微妙な立ち位置になっていた

あくまで、「俺の中で」である。 企画としてはコンセプトとか多分変わってない。

f:id:tanakatatatata:20201022235338j:image

いつの間にか値上げしてた

実はここ最近のことじゃないのかもしれない。

ふと今Right-onでどんな商品を取り扱っているんだろうと、Right-onECサイトを眺めていた。気付けばLevi's made in the USAのセルビッジジーンズが税込約20,000円となっていた。


 

購入時のエントリ。

税込みなのか税抜きなのかも覚えてないのだけど、16,000円で購入したと書いてある。多分税抜きだろうから税込17,280円になるとして、消費増税もあったのだけど2,500円くらい購入価格が上がっていることになる。

「いつのまにか」と言っても、俺がアンテナを張り巡らせてないだけかもしれない。でもRight-onECサイトはまだ16,000円の記載のページもあるし、画像もコーンデニムと思われるスモールeの画像と現行のものであるBIG Eの画像が混在しているように感じられた。Right-on社としても切り替えが済んでいないのかもしれない。

「手に取りやすい」ことが魅力だった

購入時のエントリか糊落としのエントリに書いたんだけど、このジーンズの一番の売りは、「USメイドの、しかもリーバイスジーンズが1万円代中盤で購入できる」ところだったと思う。

俺が大学生だった頃は、「耳付きのジーンズ」はどれもこれも2万円を超えていて(確か21,000円税抜きだったと記憶している)ジーンズにも興味はあったが苦学生だった俺には少し手が届きにくい価格帯だったと記憶している。だからシュガーケーンの47モデルが耳付きデニムのエントリーモデルになったのはよく覚えている。

リーバイスの復刻も2万超えで、結局バイトを頑張って1本は購入したのだけど、気軽に買えたわけじゃなかった。

そんな印象があったからか、2万円行かない金額でリーバイスの、しかも耳付きジーンズが手に入るっていうのは自分の中で驚きだったし、魅力的だった。情報が入ってからいくらかは他のジーンズと見比べたりもしたが、結局コーンデニムのモノを買いに行ったのだ。まぁ、厳密には現在も2万以下ではあるのだが。

アメリカ製」「リーバイス」「耳付き」の、どれか一つでも該当すれば高額になりそうなのに、1万円台中盤で3コンボだったのだ。或いは3翻。もうちょっとで満貫だ。

レプリカかリーバイス

レプリカジーンズの値段も少しずつ上がっているように感じるのだが、リーバイ・ストラウスジャパンの復刻がなくなってからのLVCに比べるとだいぶ良心的な値段だと思っている。フラットヘッドは除いて。

とは言っても服の値段は安い方がいいし、働いてお金を稼ぐようになっても貧乏性は変わらないので、価格が1万円代中盤だったのが余計魅力的に映ったのかもしれない。

「自分が大学生の時にmade in the USAがリリースされていたら」なんて少し寒い想像をした時に、きっとmade in the USAを手に取っていたと思った。でも2万近くの価格ならもう少し頑張ってレプリカブランドのモノを買うか、やはりシュガーケーンの47モデルを手に取っていたと思う。

そう言いながらも

そう言いながらも、結局俺も1本しか買っていない。レプリカジーンズにも言えるのだけどこういう経年変化を楽しむような「凝ったジーンズ」って、「衣類としての寿命が長い」ような気がしている。ジーンズ自体が耐久性も汎用性もあるし、濃紺の状態で楽しみ、色落ちしてからも楽しめる。つまり「一度買ったら長い期間使える」のだ。使えてしまう、と言ってもいいのかもしれない。購入サイクルが長いから、売れる数が少ないんじゃないかと思う。俺の体感ではジーンズを穿いて仕事ができる人も日本だとそう多くないように思える。

俺も毎日ジーンズを穿いて仕事がしたいけれど、それはできない。つまりジーンズの痛みが少ないので、毎年新しいものを購入する必要もないのだ。

ジーンズが売れなくなると今度は単価を上げるしかなくなるので、さらに手に取りにくくなって、売れなくなる。そんな悪循環になっていかないかが不安になってしまった。

そう考えると「穿くたびに洗うのを推奨する」というのは、商品を買うサイクルを短くするという観点からはとてもいいアイデアなのかもしれない。

まぁ、結局1本しか買ってない俺にはあれこれ言う資格はないのかもしれない。

まとめ

「凝ったジーンズに関心がある」という人向けのエントリーモデルとしては最適だったmade in the USA。

この価格だと、LVCやレプリカジーンズを含めた「凝ったジーンズ」の世界で微妙な立ち位置になってしまうような気がする。

ジーンズが流行るためにはRight-on社の尽力が欠かせないだろうから、これがいい方向に向かわせてくれたらなぁ。

お金がなかった頃の大学生活を振り返ったりしちゃってるあたり、ちょっと痛いおじさんのようにも思っちゃったりするのだが、今日はこの辺で。