TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


パンクバンドのカバーについて語る

元バンドマンの語るパンクカバー。

Hi-STANDARDもそうだけど、パンクバンドが洋楽の名曲をカバーするケースを度々目にする。耳にする?

てかまたパンクキッズだったからか、俺の場合は「カバーを聴く→本家を聴く→そっちも少し掘り下げてみる」みたいな聴き方をしていた。大体みんなそうじゃないかと思うけど、幅広く聴いてる人は本家が先なのかもしれない。

I remember you

dustboxの「triangle」に収録されている。スキッド・ロウのカバー。

SUGAさんのハイトーンボイスにJOJIさんのコーラス、REIJIさんのスーパードラムの疾走感が相まってdustboxらしさ全開。

俺が大学生だった頃は結構ライブでもやっていたような気がする。10周年のライブDVDにもカバーだからっていう理由で収録されてなかったはずなので、恐らくたびたび披露していたものだと思われる。

Cメロ直後のギターソロからの盛り上がりがすごいんよ(語彙)。

dustboxのカバーした音源を聴いていると、なんとなくワンコーラス目は原曲ぽさを残しつつ、中盤から後半にかけてdustbox成分を高めて締まっていく傾向にあるような気がする。

Goodbye Yellow Brick Road

dustboxの「4our cherries」に収録されている。音源は限定生産だった気がする。サブスクで聴けるのかしら。スーパーポップスター、エルトン・ジョンのカバー。邦題は「黄昏のレンガ道」で、「レンガ道」っていうのは「成功するための王道」のことらしい。

この曲は作詞家が成功したエルトン・ジョンに対して、「自分のルーツを見失うな」というメッセージを込めた曲だと言われている(と、音源を貸してくれた大学時代の親友が言っていた。ググったらそれっぽいエントリとか結構出てくる)。歌詞からもそういう雰囲気は存分に感じられる。

メジャーからインディーズに戻ったタイミングとは少しずれているけど、インディーズでもう一度自分たちの音楽と向き合おうとした気持ちを込めてのカバーかもしれないと思うと、それだけで胸が高まるのは俺だけじゃないはず。

Now You're Not Here

BIGMAMAのミニアルバム「short films」に収録されている。スウィング・アウト・シスターのカバー。邦題は「あなたにいてほしい」だったりする。邦題つける人センスありすぎじゃない?

まずBIGMAMAがパンクバンドかと言われたらここ10年くらいはそうじゃない気もするが、間違いなく俺の青春時代はパンクバンドだったと思う。まだツインリードギターだった頃の音源。声的に柿沼さんが結構歌っているような気がするけど初期の音源で音質もイマイチだしライブで聴いたことはないので詳細は不明。多分柿沼さんがリードボーカルだと思う。

原曲の雰囲気もしっかり残しつつ、ツインボーカルの掛け合いがとても秀逸。2人で掛け合ってると、なんとなくカップルがメロディーに乗せて会話しているように聞こえてくるような気さえしてしまう。なんだかんだツインボーカルが大好きなんだと実感してしまう。

まとめ

文量が多くなってきたのでこの辺で終わりにする。こうやってまとめてみると、カバーが大好きなんだと実感することになった。まだまだ好きなカバーもたくさんあるので、気が向けばまとめてみたい。なんならHi-STANDARDも紹介していない。

バンドやってた頃は曲作りの合間でカバーをやってたのを久しぶりに思い出してしまった。もう何年もドラムは叩いていないけど、またパンクカバーがやりたいなぁ、できれば少しでも若いうちに。

それでは今夜もこの辺で。