TANAKABLOG

TANAKA(仮名)の日常と備忘録


クレム1925で靴磨きした(paraboot Barth 購入後10年経過のエイジング)

永遠の靴磨きビギナー、田中です。

 

いつまでも靴磨きが上手くならない私ですが、やらないよりはマシ、との強い意志を持ってモウブレイのデリケートクリームとアニリンカーフクリームを使って靴磨きを頑張っていたのです。

ふと見るとある日突然、白いカスがパラブーツのバースに付着していた。

こちらのパラブーツバースに関する前回のエントリはこちら。

 

tanakatatatata.hatenablog.com

手入れ前

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画像2枚目、履き皺とステッチ付近に白いカスが付着しているのをご確認いただけるだろうか。

なんていうか、普通に不潔に見えるので直したかったんだけど、原因がわからないと対応もできない。

そんな中、革靴好きが集うLINEのオープンチャットをいつものように眺めていると「デリクリ使ってる人の靴に発生する白いカスはデリクリが飽和している。デリクリのカスはクレムで磨けば一発」みたいなレスがあった。デリクリなんてほとんど水分だと思ってたのに。どっちかっていうとカーフクリームの方が悪さをしていると思っていた。

そう、ビビりすぎてステインリムーバーをしっかりかけれてなかったので、デリケートクリームの膜が重なってしまい、こんなことになってしまっていたようだ。だって10年前に買ったリムーバーがようやく無くなりそうなので、本当に使用頻度が少ないんだと思う。

世の中にはリムーバー不要論者も大勢いるので、そっちの考えに準じて靴磨きしてたんだと思う。

というわけで、早速購入。Amazon prime最高だ。靴屋に買いに行く手間が省けた。靴屋で色々手入れグッズを眺める機会を損失したとも言える。

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こんな高いクリームは買ったことなかったので、正直ビビっていたのだけど、確かに高いだけあって「しっかり」クリームだった。つまり水分が少なそうだった。アニリンカーフクリームがカルピスウォーターならクレムはカルピス原液、みたいな感じ。一見高そうに見えるけど、モウブレイのクリームセットを何回も買うよりはクレムを買ったほうがいいのかもしれない。

オープンチャットでの「クレムで磨けばOK」を体験するべく、ステインリムーバーは省略した。

貧乏性で溜め込んでいたTシャツを切り取ってクロスにして、貧乏性なので少しずつだけどひたすら無心でクレムを塗り込んでいって、5分くらい経ってから別の綺麗なクロスで磨き上げた。ステッチあたりの皺は指で伸ばしながら塗り込んでいった。

伸びがとてもよくて、結果使う量は少量で済んだ。

この磨き方が最適解なのかどうかはわからんけど、パッケージには多分そんなことが書いてあったと思う。このネット時代にそれでいいのか、と今となっては思うんだけど、届いたら嬉しくてすぐに使ってしまった。若干乾燥もしているのでデリケートクリームを塗ってもよかったのかもしれないけど、デリクリのせいで白くなってるなら不要だろうと思ったのだ。

手入れ後

前置きが長くなったけど手入れ後がこちら。
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いい感じに仕上がっていると思う。カスがどうとかではなくて、ここ最近だと一番いい感じに仕上がっている。若干乾燥しているような気もするけど、気になっていた謎の白いカスはかなり消えたと思う。クロスで拭き上げるだけじゃなくて、豚毛ブラシで磨き上げれば尚良いのかもしれない。モックトゥってなかなか上手く磨けないんだよなぁ。

まとめ

匂いがそこまで気にならないのがいいな、と思えた。「いかにも靴クリームである」というような匂いではない。うまく説明できないけど。靴クリームの匂いが妻にはキツいせいで、春と秋は気候がいいこともあって外で靴磨きをするようになっているんだけどクレムについてはそこまで気にならない様子だった。

とかくクレム1925はかなりお勧めできる。今年は服関係で全然買い物してない状況ではあるけど、ここまでのベストバイなのは間違いない。キャップトゥの革靴があればピカピカにしてみたいと思えたので、早くWheelRobeのキャップトゥを購入したい。

ちなみにこのクレム1925のレシピは100年以上変わっていないとオープンチャットでは語られていた。それってカッコ良すぎませんかね。技術が進んでいなかった時代の製品でありながら、現在なおも使われ続けているなんて。

あと白いカスが発生していたことについて、これは想像に過ぎないけど、モックトゥの縫製部分が皺になってて、クリーナーがしっかり入っていかなかったのも原因だと思う。バースのこの部分の皺が伸ばせるシューツリーがあるとも思えないので、手でしっかり伸ばしながらクレムで磨いていこうと思う。

それでは今夜もこの辺で。