もう今から約10年前、大学生だった頃にロンドンに行ったことがある。
「ヨーロッパの空気を吸いたい」という、馬鹿げた理由で渡欧したのだが、社会人となった今では行ってて良かったと思う。本当はアメリカが良かったんだけど、アメリカ本土はめちゃくちゃ高かった。まぁハワイもアメリカだしな。
流石に10年経つとほとんど旅行の記憶も無く、ふとした瞬間に断片的に印象的だった風景が思い起こされるくらいのことだ。昔のカメラは画像も荒く、たまに見返しても少し恥ずかしい気持ちになったりする。
今思えばその頃からこうやってブログをやってればよかったんだろうけど、当時はブログに残そうなんて思いもしていなかった。ブログやってれば備忘録的に記録しておいて、後から振り返ったりできたんだろうな。大学生の頃は時間もたくさんあったし、ジーンズもたくさん穿いてたくさん洗濯していた。その頃のエントリがあったとして今情報としての価値があるかどうかは定かではないけど、あればなぁとは思うので、ちょっと後悔したりもしている。
とは言いながらも俺はこれから仕事が忙しくなっても「あの頃は時間があった、もっと○○しとけばよかった」とか言っちゃうんだろうな。まぁそれならそれでもいいか。
前置きが長くなっちゃったけど、そんな大昔に購入したドクターマーチンについてのエントリ。
ドクターマーチン 3hole GIBSON
ロンドンはコヴェントガーデンのドクターマーチンで購入した。当時インターネットで調べた情報だとコヴェントガーデンは日本で言うところの原宿のようなところだと紹介されていたように記憶している。確かに歩行者天国で、若者がこぞって買い物をしていた。
ビッグベンとか、ロンドン・アイを見るついでに、せっかくなら買い物も少ししたくて、なんとなく街をうろうろしていたのを覚えている。と言っても当時はハイブランドには全く興味がなく（今もそんなにないけど）、海外の洋服はサイズも大きいから見るだけにして、買うなら靴にしようと思っていた。当時の俺の中ではイギリスと言えばドクターマーチンかトリッカーズで、結論から言うとどっちも購入したのだけど、今回はドクターマーチンについてエントリする。
だいぶ前の外観だから今も同じ外観かはわからない。今となっては店舗の見た目的には日本の都会にある店舗と対して変わりはないように思う。あくまで今となっては、なのだ。当時はマーチンの路面店なんて見たことはなかった。そもそもロンドンの街は俺にはオシャレすぎた。
当時国内定価だと20,000円くらいだったと思う。旅行のついでで当時のレートで13,000円から15,000円くらいで購入したと思う。幅がありすぎるな。あともうちょっと安かった気もする。なんか自信なくなってきた。
日本企画ではないけど、確実にホンモノ。
「並行輸入品で日本仕様じゃないものはニセモノ？」みたいなYouTube動画も上がっているみたい。俺のドクターマーチンは当然海外仕様。
言ってしまえば、並行輸入品のようなものだ。自分で買って帰ったのだから確実にホンモノだけど。
今では楽天とかAmazonの並行輸入品はもっと安く購入できる。俺は関税は払ってないし、むしろ免税手続きを取っているのだが、それを差し引いても先述の値段よりかなり安く売られている。
日本企画ではないため、若干の違いがあるのだろうけど日本企画の物を履いたことがないのでわからない。インターネットで調べてみたところVANSやコンバースのように大きな違いがあるわけではないようではある。
ちなみに違いについては靴磨き芸人の奥野さんがわかりやすく解説してくれている。
画像等
タグ
もはや俺のドクターマーチンはタンの裏にタグはなく、内側の側面にプリントしてある。タイ製らしい。
ソール
格子が平行に入っている。
エアークッションソールと書かれている。こう見るとめっちゃ透けてるなって思う。
ロゴ
ヒール部分にはロゴが型押ししてある。結構雑に扱っていて、良くないとはわかっているのだがひもを解かずに靴べらで無理矢理履いたりしてるので結構ダメージがある。
インソール
取れる。というか、取れた。並行輸入品の特徴らしい。
ドクターマーチンのエイジング（経年変化）
俺の持ってるドクターマーチンはスムーズレザーでできているらしい。と言うか、パテントレザーではない。レッドウイングみたいないかにも「皮」と言った感じではなく、何かコーティングでもされているのだろうか。知識も無いから詳しいことはわからないけど、ガラスレザーとも違うような気がする。オイルとかも一応入ってはいく。けど、レッドウイングのようにエイジングはしていない。
ドレープとでも言うのだろうか、皮のシワはちゃんと入って表情は豊かになるのでエイジングしなくもないけど、エイジングを楽しむのが主目的の人は、別のブーツを買った方がいいと思う。ネットで調べる限りチペワとかレッドウイングの黒いブーツの方が磨いてて楽しそうではある。
ブログをやると思ってなかったので新品時の画像がないのが残念だが、それなりに履き皺も入ってきているし、色も少しは褪せている。皺は若干割れかけているし。ただボロボロの方がカッコいいような気すらしている。
純正ソールでオールソールも可能らしい
購入した頃は「ドクターマーチンはソール交換不可」というのが定説だった。
パラブーツと同じソールにこだわったシューメーカーだけど、パラブーツは交換可能で、ドクターマーチンは交換不可なのは疑問だったけど、失礼ながら価格帯も違うし、まぁそんなものかと思っていた。
もし履き潰した時にアッパーがお気に入りなのであれば、ビブラムソールに張り替えてもらうつもりだったのだ。
先日長風呂のお供にYouTubeを見ていたところ、こんな動画を見つけた。どうやらドクターマーチンも純正のエアクッションソールでソール交換できるらしい。もしソールがすり減ってそのままになってるマーチンをお持ちの方がいれば是非。
ドクターマーチン純正エアクッションソールに交換できるとこを見つけた！しかも安い
なぜ今更引っ張り出したのか
見ての通り、そこまで履いていないのだ。俺が普段穿くジーンズとの相性がそこまでよくないのか、ドクターマーチンが俺に似合わないのかはよくわからないのだが、あまり履いてこなかった。
今回タイトシルエットで裾も長く取っているSD-108との相性はそこまで悪くないと考えたので、下駄箱の隅から引っ張り出して履いているのだ。とは言え、やっぱり暗い色のカラーパンツとか、ブラックスキニーとかの方が相性はいいように思う。持ってないけど。
今年の夏はボタンを全て止めたフレッドペリーのポロシャツにSD-108、ドクターマーチンでモッズ気取りで過ごそうかと思ったのだ。
革靴とポロシャツってどうなんだって思ったりもしちゃうのだ。こんなこと気にしちゃうからあまり履いてこなかったんだろう。夏の短靴を履く時期くらいはもうちょっと履いてあげたいな。
